フィンランド語の特徴…格変化について
あたりまえのようですが,フィンランド語の文の基本は名詞と動詞です。その名詞と動詞の関係を示すものが「格」です(いわゆる日本語の格助詞「を」「の」「が」「は」「に」「へ」「と」「から」「で」などがそれに当たるものです)。名詞と動詞の関係性を表すためにそれぞれが適当な格に変化します。それが「格変化」です。
2つ例を挙げれば,場所を表す格である格の「-ssa/-ssä」は日本語で「~の中で」を表す格で,同じく場所を表す格の「-sta/-stä」は日本語で「~の中から」を表す格です。
例文
Hän lukee kirjaa talossa.(彼は家の中で本を読む)
Hän tuli ulos talosta.(彼は家の中から出てきた)
他にも格はたくさんあり,その合計はなんと15種類にものぼります(後日別の記事にて自分の理解の範囲で解説していこうかなと思っております)。